切れない鎖


全て話し終えると、

「そういうことだったのか」

と、父が呟く。

「私とお兄様は知っていましたよー」

と、咲が自慢げに言う。

卓志も隣で頷いた。

「して、優輝は三人をどうするつもりなのだ」

「あの、ここで一緒で暮らしたいなと……」

父の質問に答えた。

怒られると思って、目を瞑った時、

「一条家が、八人家族になるのか」

と、父が笑った。

「へ?」

あまりの驚きに、気の抜けた声が出る。

「お前の突拍子な行動は先が読める」

父の言葉に、卓志が吹き出した。

「優輝さんはお茶目さんですから」

今度は母が笑いながら言う。

「優輝さんはそれが可愛いんですよ」

咲まで笑う。