歯切れ悪く言うと、父が表情を崩し、呆れた様子で溜め息を付いた。
「ユルサルにまた行きたいなんて言うから行かせてやれば二人もこっちに来させるなんて。お前は全く」
「もう一人増えましたよ」
咲が口を挟むと、
「優輝……」
と、再び溜め息を付いた。
「えと、すみません……」
居場所が悪くなって、優輝は縮こまる。
そんな優輝を見かねてか、
「まぁまぁ、せっかくの外国のお客様なんですから、しっかりとおもてなししなくては失礼ですよ」
と、母が口を挟む。
「母さん」
優輝は母に期待の目を向けた。
「優輝さん、理由があるのでしょう?聞かせてくれますね?」
「はい!」
優輝は、ユルサルという国で起きた全ての出来事を話した。



