切れない鎖


「た、担任の先生、ですか?」

女の人は頷く。

「私、ミラル・シェーンです。留学生の一条優輝君ですね?宜しくぅ~!」

ミラルはそう言って握手を求めてきた。

「よ、宜しくお願いします」

気後れしながらも、優輝も握手を返した。

(ユルサルの人達って、皆テンションが高いのかな……)

そう思いながらもミラルに尋ねる。

「先生は、どうしてここに?ていうか何で抱きついてきたんですか?」

「夕ご飯まだでしょう?お腹空いてない?それとハグよ、ハグ。挨拶よ」

「あぁ、そういえば昼ご飯もまだでした。挨拶なら握手だけでいいのに」

優輝がそう言うとミラルはにっこり笑い、

「一緒に食べましょう?」

と、バスケットを優輝の顔辺りに掲げた。