切れない鎖


「入ります」

と声をかけ、

すっと襖を開ける。

するとそこには、

「「優輝!」」

シャルンとアナがいた。

「良かった。二人とも、無事だったんだね」

二人とも笑顔で頷く。

優輝は部屋に入り、ユルサルをゆっくりと横にした。

咲は、

「布団を持ってきますね」

と言い、部屋を出た。

少しの沈黙の後、

「ユルサルも、無事だったんだな」

シャルンが呟く。

「僕は、この子を救うために今回ユルサルという国に行ったんだもの」

優輝はすやすやと眠っているユルサルを見つめた。

「お前も、ユルサルも無事で良かったよ」

「そうね」

シャルンとアナは、肩を寄り添わせながら頷き合った。