切れない鎖


「さて、全ての教室を見終えたし、部屋に戻ろう」

その日はもう自分の部屋に戻ることにした。

「はぁぁぁぁぁ………」

ベットに座って伸びをする。

(明日から不安もあるけど、楽しく過ごせるといいなぁ)

その時ふと思った。

(全ての教室に生徒がいなかったけど、一体どうしたんだろう)

少し考えてみても分からなかった。

(まぁいっか。明日誰かに聞いてみよう)

一度立ち、窓の外を見渡してみる。

(気合いを入れて明日から頑張るぞ!って、あれ何だろう?)

優輝の視線の先には昼間見た塔があった。

そしてそのてっぺんには電気のような明かりが見える。

(あそこに誰か住んでいるのかな?)

優輝は頭の中で糸車を紡いでいる老婆を想像した。