優輝は苦笑いしながら言う。
「君がそんな冗談言うなんて、驚きだなぁ」
「冗談じゃねぇよ」
シャルンが言った。
「え?」
「本当なんだよ。その話」
シャルンは顔を俯かせたまま言う。
「嘘、だろ?」
優輝が聞いても二人とも何も答えない。
「何でだよ!シャルンにはアナがいるだろ!?」
遂に優輝は大声をあげた。
「あぁ」
「あぁって何だよ!アナの事大切じゃなかったのか!?」
俯いたまま顔を上げないシャルンを怒鳴る。
「アナが、可哀想じゃないか……」
「国王の命令なんだよ」
シャルンが俯いたまま言う。
「国王国王って、シャルン、君は国王に従ってしか生きることができないのか?」
「違う!!」
シャルンが、ばっと顔をあげた。



