切れない鎖


「不便だなんて全くありませんよ。素晴らしいです。ありがとうございます」

優輝は心から礼を言った。

「ふんふん、宜しい宜しい。教室に行くのは明日からでいいよ。今日は学園内を探検でもするといい。君」

校長は部屋を出て行ってしまった。

「ふあぁぁぁぁぁ」

優輝はベットに身を投げ出した。

「一ヶ月近くも船に揺られてたから、疲れちゃったな」

そのまま眠りに入ろうかとも思ったが、校長の言うとおり学園内の探検をすることにした。

「あぁ、けど、担任の先生とかに言ってからの方がいいかな」

歩きながらふと机に目が止まった。

「なんだろう?これ」

そこには二枚の紙が置いてあった。

一つ目には、

『一条優輝様

地図を頼りに学園内を見て回ると宜しいでしょう

             貴方の担任より』

と書いてあった。

そしてもう一枚の紙は手作りのような地図があった。

「これってこの学園の地図かなぁ」