切れない鎖


「うわぁ!優輝やるなぁ!」

「優輝も隅に置けないってか?」

「ぼ、僕はちゃんと話したからね!もう帰るから!」

優輝はドスどすと歩き出した。ものの、途中で背筋を伸ばししゃんと歩いた。

そして、

「明日は俊のを聞くからなぁぁぁ!」

と言い、今度こそ家に帰った。

すると、途中で 

「一条君!」

と、後ろから声をかけられた。

声主は、

「どうしたの?優那」

稜の想い人、優那だった。

「一条君に、相談があるんだけど」

優那が顔を赤くしながら言う。

「僕で良かったら相談に乗るよ」

すると優那が、

「私、秋原君のことが好きなの」

と小声で言った。

「稜のことを!?」

優輝はとても驚いた。