切れない鎖


「どうなんだよ、優輝」

更に稜は俊の見方に付いてしまった。

「な、何もないって!」

「ど~だか」

稜と俊がにやにやしながらこっちを見る。

「顔が赤くなってるとこ、怪しいな」

「あぁ」

稜と俊が組むと勝てる気がしない。

「さては、告白されたな!?」

俊が大きな声で言った。

「な、何で分かるんだよぅ!」

叫んだ後にしまったと思った。

稜と俊がしてやったりという顔をしていた。

同じ教室にいる何人かもこちらを見ている。

「吐け!優輝!」

俊が顔を輝かせながら言ってくる。

するとちょうどその時、

ゴォォォォォン

という、授業始まりの鐘の音が響いた。

「ちっ、ちょうどいいところで」