切れない鎖


優輝に笑いかける二人に、心から感謝した。

「咲、兄さん、ありがとうございます」

二人は更に笑みを強めた。

それからまた少し話すと、

「では、そろそろお風呂にでも入ってきてはいかがですか?明日から学校なのですからね」

と、咲が言った。

「そうだね」

優輝は頷いた。

「では、私はこれで」

「俺もそろそろ戻るか」

二人が出て行くのを見届けた優輝は、いつの間にか自分が正座していたことに気が付いた。

「自分で気が付かなかったよ」

きっと、真剣な話をしていたからだろう。

「絶対にいつか、救ってみせる……!」

優輝は強く、決意した。

「まぁ、まずは、風呂の準備だね」

優輝は着替えなどを持って、風呂に向かった。