切れない鎖


「懐かしい味がする。とても美味しいよ」

優輝も笑った。

すると、

「お浸しは咲が作ったものなのですよ。食べてみてください」

と、母にお浸しを勧められた。

食べてみると、

「美味しい!」

咲が作ったとは思えないほど美味しかった。

「そうでしょう?優輝さんの為に沢山練習したんですよ?沢山食べてくださいね」

「はい」

優輝は暖かい気持ちに胸が包まれたように感じた。

しかし、久しぶりの正座で足がだんだんと痺れてきた。

「ごちそうさまでした。僕は戻りますね」

食べるのも終わったところで、足の痺れを治そうと部屋に戻った。

「あぁ~、じんじんするぅ~」

優輝は部屋に戻ると足を伸ばし、ほぐそうとした。