切れない鎖


「ふぅぅぅぅ」

布団に横になってみた。

「固い……」

ユルサルではベッドだったので、布団が固く感じる。

「天井が低い……」

ユルサルの部屋は、天井がとても高かった。

「畳の匂いがする……」

ユルサルは床だったので、久しぶりに畳の匂いを感じた。

「違うことだらけだなぁ」

けどきっと、半年後にはこの生活に慣れているのだろうと思った。

「もともとこんな生活してたのに、ユルサルの生活に慣れちゃっていたんだなぁ」

布団の上をゴロゴロしながら呟く。

「学校も明日から行くんだし、皆僕のこと覚えてるのかなぁ」

ゴロゴロを止めて天井を見つめた。

「不安だ……」

その時、優輝を呼ぶ声が聞こえた。