切れない鎖

 
「生きてるから大丈夫」

優輝はニコリと笑うと、セブラルに聞いた。

「勉強でもしていたのかい?」

「勉強してたけど眠くなったから寝ようとしたんだよ。そしたらお前達の話し声が聞こえたって訳だ」

「そっか、悪かったね。それじゃあ、お休み」

「あぁ」

返事をすると、セブラルは部屋に戻っていった。

それを見届けると、優輝も自分の部屋に入った。

ぱたりと扉を閉じる。

昼間の少女の泣いている顔が脳裏をかすめた。

『あと、1ヶ月しか一緒にいられない……』

「あと1ヶ月、か……」

あの少女と離れなくてはいけないと思うと、胸が苦しくなる。

「せっかく友達になったのに……シャルンとアナだって……」