それから数時間後、
ロングバケーションの企画許可が降りてしまった。

「そう言う事だから、しっかり売り込んでくれよ。受付嬢」

高志の言葉に頷くしかなかった。


美和は、ロングバケーションの広告を手に取り、

深く溜息をついた。