Invisible city~見えない街~

「ねぇ、パパ。あたし部屋の片付けやる前に一度この街の人達と交流もちたいから明日出かけてもいい?英語も話せるようになったし。勿論一人とは言わない。リナも連れてく。」

「はぁ?見たいならユナ一人で行ってよ、あたし片付けやってないもん」

「ハナも、行きたい〜」

「ユナの外出は許すけどあまり遠くへは行くなよ?後リナ、お前も行きなさい。近くにお前達が通う学校があるから見てくるといい、早くこの街に慣れなきゃな。」

「でもハナはパパと留守番だ。パパのお仕事手伝ってくれ。出来るか??」

「わかった、ハナお手伝いする!でもその後はパパがハナの通う学校に連れて行って!」

正直、父の意見に少し腹がたった。
私はあまり人との交流を好まないタイプだ。

いつでも一人で部屋で好きなことをしたりしているような性格なのでその点でもユナとハナとは大違い。

それに私は父がどんな仕事をしているのかあまりよく知らない。書斎もあってこんな大きな家を借りれるのだから、それなりの仕事なのだろう。