真美と伴に学校へ向かう途中に後ろから、

「康太くん、真美ちゃん!」

と声をかけられた。

「おお、廉!おはよう。」

「廉君おはよー!」

俺と真美は廉に朝の挨拶をする。

この廉は中野電気という日本国民なら知らない人はいないくらいの家電店の一人息子で、スーパーお金持ちであるが、見た目が女の子のように可愛くて、また背が低くて気も小さいため、1年生の頃は嫉妬もまじってか、よくクラスにいた不良にいじめられていた。

それを俺が庇った事がきっかけで俺と廉は仲好くなり、今年もおなじクラスになったため、今では親友と言ってもいいくらいに仲がいい。