「え…え?なんで笑うの?…こ、こういうことじゃないの?」 「いや、合ってる、大丈夫。ハハっ、余計な心配して損した」 ええ? 私が眉を寄せて彼を見上げていると、純くんは愛おしそうに目を細めて、私を見つめ返した。 「さすが、俺のお姫様」 …水たまりが、ぱしゃん、と跳ねる。 いつのまにか止んだ雨に、彼は傘を閉じて。 笑う私の頬にひとつ、キスを落とした。 Fin.