【完】英国紳士は甘い恋の賭け事がお好き!


やすやすと私を抱えて、寝室へと向かう。けど、その。

「桜がそろそろお腹を空かせて起きると思います」

「大丈夫。さっき寝たからまだまだ起きませんよ」

「でもっ」

「賭けてもいいですけど、どうしますか?」

うううう。桜、ごめんね。

今は、ちょっとだけデイビーを独り占めさせて。

久しぶりに、甘えたいの。


観念した私は、デイビーの首へ抱きついた。

「次は、男の子でしたよね」

「い、言わないでください」

真っ赤な茹でたこみたいな私を、デイビーは蕩けんばかりの笑顔で見つめてくる。

貴方の賭けは、信用しているから。


だから、甘く甘く抱き締めて。

甘く甘く、抱き締めたい。