夢を見た。満開の桜の木の下、父の形見の扇を広げる。 すると、桜の花びらが次々とその扇の上へと舞い降りてくる。 重たくてその扇を両手で持っても、どんどんどんどん花弁は舞い降りてくる。 周りが花弁で見えなくなった時、ふわりと身体が浮かんだ。 彼が私の身体ごと、花弁を受け止めてくれたんだ。 嬉しくて嬉しくて、花弁に埋もれていっても彼と二人なら怖くないって気付かされた。