ダッシュして何とか間に合った私たちは
指定された席に座っていた。
出席番号順なので私と菜月は前後だ。
「ねえねえ。知らない人ばっかじゃない?」
後ろから背中をツンツンしながら言ってきた。
「まあそうだね。新しい友達が
できるのかなー。」
「新しい…恋もね!」
ニヤニヤしながら言ってきた。
でたよ。恋。菜月はそういう話が大好きだ。
私は生まれて此の方 恋 というのを
したことがない。
別に興味がないわけではない。
ただそんな気持ちが異性に湧いたことが
ないだけだ。
「菜月ってすぐそういう話するよね。」
「だって!おもしろいんだもーん!
恋歌も早くみつけなよー」
「みつけれたらいいねー。」
そんな話をしていると先生がきた。


