「って、もういるじゃん」
ソイツは自分の机のところで寝ていた。
「なーんだ!待つ気分だったから
なんかドキドキしちゃう!」
「なんかそれ…分かるかも」
昨日のことがあっただけに
なんか気まずい。
私の中では待っている間に心の準備を終えて
ソイツに話しかける予定だったから。
「ねえ菜月。今さらになって緊張
してきてしまった」
「え、恋歌!かわいいとこあるじゃん!
あんたならいけるって!」
「その自信の根拠は何?」
すると菜月はドヤ顔で
「直感です!」
それを聞いた瞬間体の力が抜けた。
「まあまあ!とりあえず話しかけてみなって」
力の抜けた私を起こしてソイツの
机の前にまで連れていった。
「じゃ!あとはがんばれー」
そう言いながら菜月は他のクラスに行った。


