「そうか…。うん、いけるかも!! 瀬織ありがとな!」 そう言って黒瀬は、 急にどこかへ走りだした。 「…ヒントあげすぎちゃったかな?」 あたしは、口角を上げながらひとり呟く。 止めれるもんなら、止めてみてよ。 あたしの復讐を。 まぁ…努力するだけ無駄だと思うけどね? __静寂した廊下には 不敵な笑みを浮かべた彼女の足音だけが 妙に響いていた……__。