「……っ…俺にとってあんたは
……まじで大切な奴だったよっ…
それは、この先も…
ぜってぇー変わんねぇからッ…!」
後ろで、煌弥くんの
そんな言葉が聞こえたけれど……
あたしはもう、振り返ることができなかった。
だって、振り返ったら……
きっとまた、涙が溢れてしまうから……
「……あたしもだよ…」
その言葉は
きっと煌弥くんに、届いているはず。
"……っ今まで、本当にありがとう…"
あたしは心の中で
そんなことをつぶやいた……__
*
.
+゚
.
さっきまで目の前にいたのに
ただただ遠くなっていく、彼女の後ろ姿。
「っ……」
……あいつの姿を見れるのは
きっとこれが最後……__
そう思うだけで、
全身が身震いして……
俺は、拳を強く握りしめる……__


