「っなんで、かな。 …黒瀬に止められるとね、 今のあたしは、簡単に復讐を 辞めてしまいそうになるの。」 意識が朦朧としている中で 瀬織は苦しそうに、そんなことを言った。 「……え?」 「っ…だから、復讐を止めたりしないで…。 ……あと1人で、復讐は終わるから… お願い……あたしの生きがいを、奪わないで…。」 そんな言葉を残して、瀬織は意識を失った。 「…っ瀬織…!」 俺は瀬織を抱えて、屋上を出る。 そして、保健室に向かった。