う、嘘…だよねっ…?


視界から、お姉さんがいなくなった。


『……やっ…なんでっ……。』


足に力が入らなくなり、
あたしは思わずしゃがみこむ。


『うっ……嘘だよ、こんなの…。』


あたしはまた、
目の前で人を死なせてしまった。


止めることが出来なかった。


そう思うと、涙が止まらなかった…。