__あれから、1週間が経過した。 あの日以来、黒瀬と話していない。 …いや、厳密に言えば 『あたしが避けている』と言った方が 正しいのかもしれないけど…。 「雫ちゃーん…!」 昼休みになれば、蒼波さんが屋上に来る。 涙を見られた日以来、 蒼波さんは何かと心配をしてくれている。 「一緒にお昼ご飯食べない…?」 そう言った彼女に 「……もう食べ終わったから。」 と言えば、彼女は肩を落とした。