しばらく歩いてたら
学校の…人気(ヒトケ)のない裏口まで来ていた。


そこで、自分に違和感を感じ
不意に立ち止まる。


「…っ…あれ……?」


かすれた声で、小さく呟いた。


…自分の頬に、何かが伝う__


…その感触は
何だかものすごく、懐かしいものに感じた。


「…っあたし……泣いてる…?」