翌日の放課後。 「……話がある。ちょっといいか?」 帰宅しようと、 正面玄関にやってきた瀬織に向かって 俺は声をかけた。 玄関を後にし、 俺らは人目のつかない校舎まで来る。 「……話ってなに?」 瀬織は俺と目も合わせずに そんなことを尋ねてきた。 「……この間は、いきなり悪かった。」 俺のせいで、瀬織には 過去の辛い記憶を思い出させてしまった。