放課後になり、あたしは学校を出た。 「おっす。」 そんな声が聞こえ、振り向くと… 「…なんでまた。」 そこには、壁によしかかった 煌弥くんがいた。 「あれ?今日あいつは?」 そう言って、煌弥くんは 学校方面を覗き込んでいる。 あいつ、とは多分…黒瀬のことだろう。