天才少女の復讐法。



「…あんたには分かんないよ。
あたしの気持ちなんか…。」


……あの日。


……7年前のあの日は、いつもと変わらない
ごくありふれた月曜日だった。


『雫いってらっしゃい!』


毎朝聞いていたその言葉が
もう聞けなくなるなんて……


そんなこと、思ってもいなかった。


いつも通り、お母さんに見送られて
いつも通り、学校に行って
いつも通り、授業を受けて……


だけどその日の帰り道は
たまたま友達と遊んでいた。


もしもあの日、まっすぐ家に帰っていれば


…あたしの未来は変わってたのかな。


ひとりぼっちになることは
なかったのかな。