「……7年前の記事が、家にあったの?」 「あいつの部屋にな。 それと、あんたの父親の…履歴書があった。」 煌弥くんの話によると 部屋にあった事件記事には、 『瀬織 忠信が犯人』と書かれていて 仕事の履歴書にも、 『瀬織 忠信』という名前が書かれていた。 それで煌弥くんは、 7年前の事件の犯人は自分の父親の会社で 働いていた人だったことに気付いたらしい。 現に、元部下である瀬織忠信の履歴書や 元部下が犯した犯罪記事が 社長の自宅にあってもおかしくはない。