天才少女の復讐法。



「あぁ…感謝してる。」


その言葉は、決して言ってはいけない
残酷な言葉。


でも、あいつが生きていたら
きっと俺が殺していたと思うから。


「……お礼なんて言わないでよ。
あたしがどんな奴か……知らないくせに。」


なんて、冷めた言い方をしてるけど
彼女の表情は明らかに戸惑っている。


おそらく、彼女からしたら
予想外の展開だったのだろう。