「……っ…どうゆうことですか?」
「そんなことだろうと思って
お前に会う前、社内のパソコンすべてに
最強のウイルス対策をしてきた。
つまり、絶対にウイルスを
入れることは出来ない。」
「……!?」
「はっ…お前に会社は潰せないんだよ。
結局お前は、何もできずに中途半端。
一体何がしたかったんだ?」
そう言って、彼はあたしを嘲笑う。
「父親のために、復讐…。
お前は本当に、惨めなやつだ。」
そんな言葉を吐き捨てられ、
あたしはひとつため息をついた。
持っていたパソコンを最後にカチッと打って
あたしはパソコンを置いた。
「……っ…負けです。


