天才少女の復讐法。



あたしが話しかけると、
彼は警戒した表情であたしを睨みつけた。


でも、いくら警戒していたとしても、
あたしにはバレバレだよ。


これから、何をやろうとしているか。


…彼がポケットに忍び込ませてるナイフ。


その位置だけであたしには分かった。


この人は、犯罪経験もない素人だと……。


「ふっ……君に人は殺せないんじゃない?」


あたしがそう言うと、
彼は少し、驚いたような表情をする。