天才少女の復讐法。



「ふっ……予想通りだったよ。
結局、あんたは何もしなかった。
だから、あたしが代わりに助けた。

あんたは、警告の意味にも気付かずに
あたしの証拠を掴むことだけに夢中になって
近くで苦しんでる子の存在にも気付けない。」


「っ……」


「あんたも刑事も、視野が狭いんだよ。
上辺だけの正義感を振る舞って
助けられる命も…逃してる。
これで分かったでしょ?自分たちの無力さに。」


「……確かに俺は、無力かもしれねぇ。
でも、刑事は無力なんかじゃねぇ。」


「無力だよ。そんな刑事を
あんたが知らないだけ。」


「……え?」


「……前に、"お前の目的はなんだ"って
あたしに聞いたよね?
……この際だから教えてあげるよ。」


不敵に笑みを浮かべる瀬織を見て
俺は妙に緊張感が走った。