俺の知らない、瀬織のもう1つの顔。 それは…… __殺人犯? ……っいや…そんなわけ… そんなことがあるわけねぇ…よな? っ大体、吉木と瀬織が会う動機なんて どこにもねぇし……。 きっと犯人は別にいる。 そうに……違いねぇよ……。 俺はそう…自分に言い聞かせる。 でも、心のどこかで 瀬織を少しだけ疑っている自分もいて__ 「……ッちくしょう……。」 俺はむしゃくしゃしたまま 布団の中に潜り込んだ。