__ザーッッ!!! 接触が終わり、家に着いた直後。 あたしの気持ちを察するかのように 土砂降りの雨が降ってきた。 あたしは吉木の写真を手に取り いつものようにビリビリと破いていく。 だけど…なぜか今日は これだけじゃ気が済まなくて、 さらにグシャッと写真を丸め あたしはゴミ箱に投げ捨てた。 「なんで……ッなんで不倫なんかっ……!」 __パリーンッッ!!! カバンを投げ付けた拍子で 机の上にあった鏡が床に落ちた。