ー『めっちゃ好きやで!茉莉花!』

ー『茉莉花は、俺のもんやから。
んで、俺は茉莉花のもんやから。泣かんとって…』

ー『俺がおらんくっても歌ってーな。俺、茉莉花の歌ってる声好きやねん』

なんで、今さら昴のこと思い出したんだろう。

そうだ。蒼空のせいだ。

アイツがあんなこと言うから…。

「ムカつく…」

昴への想いがまた溢れた私だった。