「へー?ふーん?空くんと?へー?」




という。



なんかむかつく...




「なによ?」





私がそういうとお母さんはふわっと笑って





「別に?ほら、梨央こっち向いて」





私を自分の方に向かせるとなにか私の唇に塗る





「え?なに?」





返事のかわりにお母さんは鏡を渡してくれる





「あ...」





うすピンクできれいにうるんだ唇に変わっていた





「ありがとう!お母さん!」




私はにこっと笑う