「どんだけ下衆なんだよ、あんたは!全部自分のわがまま通るとおもってんじゃない!?二度と私の前に顔見せんな!見せた瞬間、今日のこと全部警察に話してさらしもんにしてやるから!」





梨央は自分でもなにいってんのかわかってないくらい興奮して怒鳴り散らかす






「ご、ごめんなさ...」





栗栖はおそらく今日この瞬間の唯一の本当の涙だろう






「早くいけよ!二度と学校にこれなくなってもいいの!?」





その脅しに栗栖はびびってすごい勢いで走り逃げた





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「はぁーーーーー....」







栗栖がいなくなったのを確認した梨央は脱力したようにその場にしゃがみ込んだ





普段はこんなこというタイプじゃないもんな、気を張って強くみせてたんだろう