「お前、なんでも自分より他の人のことばっか考えてて自分の大事なもんあるのかな?って正直思ってた」





満はそう言い俺をみる










「でも、あるんじゃん!大事なもの!もっとだしてけよ!もう少し貪欲じゃないと世の中、生きていけねぇよ?...ま!とは言っても、俺が梨央ちゃんを諦めるわけじゃねぇけど?」







満はにやっと悪びた顔をした






「え?」






「いくらお前が幼なじみでも、俺にチャンスがないわけじゃないし!これからはライバルだからな!空っ!」





満はにかっと笑い、俺の肩を殴る







「いっ...てぇよ、アホ!」







そう言って俺も満を軽く殴る。そして俺らは笑いあった







初めて、淳也以外に、ネットの中でなく、リアルで友達に本音で話せた気がした