「三神さん、今日はもう上がっていいわよ」

副編集長が突然言ってきた

「え、でもまだ…」

「あなたの担当してる子、もう今月新人賞にだす原稿は上がってるんでしょ?だから、もう今日は大丈夫よ。それに今日は大事な用事あるんじゃないの??昨日デッカい声で電話してたじゃない。」

まさか昨日お昼の時間に廊下で電話していたのが聞かれていたとは思わなかった…『デッカい声で』とゆう言葉に少し赤面しそうになったが…


「……あ、は、はい!ありがとうございます…、ではお疲れ様でした!」


私は元気に言って編集部を出た

そうだ、今日は久しぶりの再会だったんだ。