少女は『女子』の制服を着て学校の校門をくぐり自分の教室、1年2組に入っていた。
でも、教室に入っても誰も居なかった。
少女の胸のプレートには菅藤 蓮(かんどう れん)と書いてあった。

暫く机の上に座っていたが、突然ドアがガラリと開いたのでびっくりして机の上から降りたのだった。
「遅れました‼」
そう言って入って来たのはタレ目で茶髪の男だった。
暫くお互いに見つめ合い二人同時に声が出た。




「「誰?」」