暗い部屋の中を目覚ましがけたたましく鳴る。
リリリリ
リリリリ
「うっせーな」
そう少し低い声で言ってベットの上から目覚ましへと、ほっそりした手が伸びる。
そして、、

ガンッ

目覚ましが止まった。
1人の『少女』がベットから起き上がる。
「う"ー」
洗面所にペタペタと足を進ませる。
目を擦って洗面所で顔を洗う。
少女が鏡に映った自分を見た。
「・・・・・・・・」
後ろを振り向く。
誰も居ない。
もう一度鏡を見て少女は自分の頬をつねった。
「痛っ!」
少女の顔が歪む。
「・・・マジかよ」