君の知らない物語

「はい、これ。」

コンビニから出てきた香流が
アイスを私に渡す。

「あ、ありがとう。」

袋をゴミ箱に捨てアイスを食べながら
2人で歩き出す。

来た時と同じ道を戻る。
反対に歩く道はまた違った景色が広がる。
真っ暗の中にうっすら見える数少ない建物。
公園の滑り台やブランコ。

「やっぱりバニラ美味しい。」

「アイスの中で1番だよな。」

そんな普通の他愛ない会話をして
今が進んでゆく。
空を見上げると来た時に見えた星は
移動していて別の星たちが輝いていた。