君の知らない物語

「私自分で買うよ??」

歩く香流を後ろから追いかける。

「今日付き合ってくれたから。
そのお礼。」

そういってレジの店員に
アイスを渡す。

「外で待ってて。」

ズボンのポケットから財布を出した。

「う、うん。」

私はそのまま外に出る。
外にはさっき見た夏の大三角が
輝いていた。
その輝きはまるで何かを
訴えるかのように。