君の知らない物語

「俺、いつものだから
決まったら言って。
外で待ってる。」

入口の前で香流が立ち止まる。

「あ、うん。わかった。」

そのまま私だけコンビニに入る。
香流は私が優柔不断なのを
知っているので
初めから外で待ってるっていう...
いつも遅くてすみませんって
心の中で呟いた。

何をやってるかちらっと香流の
方を見るとガラス越しに
携帯をいじっているのが見える。
誰かにメールしている様だった。

中で待ってればいいのに...
って思ったけどそんなことより
早く選ばなくては。