2073年 8月9日 18:05


「お母さーん。今日6時半から香流と星
見に行ってくるー。」

あの後、強引に決定され
18:30にいつもの所で
待ち合わせとなった。

2階の階段の前から
リビングにいるお母さんに叫ぶ。

「あーそうなの?
いいけど、、、ご飯どーするのー??」

「帰ってきてから食べるよー。」

お母さんが階段横から顔を覗かせている。
私が答えると少し面倒そうな顔をした。
後から用意するのが嫌なんだろうな。

「りょーかい。」

心の中でごめん、と一言呟く。
やっぱりお母さんは優しいな。