君の知らない物語



あの出来事から一年が過ぎた。
あの日起こったことは未だになんだったのか
わかっていない。
私の幻聴だったのか、
香流の幽霊だったのか、
ホントに香流だったのかすら。
これからもずっと、
わかる時はこないだろう。

でも確かにあの日、あの場所で、
私は香流と話した。
それが真実だろうと偽りだろうと
私が香流の言葉を聞いたことに
かわりはない。