君の知らない物語


「か...かお...かお...る...?
かおる...なの...?」

溢れそうになる。
瞳からも、喉からも、心からも。

これは、幻覚なのだろうか。
いや、幻聴と言うのかな。
これは、私の強い想いが創り出す幻聴。
それとも、
私の辛く悲しい感情が生み出す夢。
どっちだって構わない。
何だっていい。
例え、幻聴でも、夢でも、私は

香流に伝えたいことが、たくさんある。

君に伝えたいことが、たくさんある。